HMIサウンドデザイン手法を公開します!「キャラクターVUI選択チャート Vol.1」

はじめに
この記事では、HMIでキャラクターを使用する時の、ボイス選択の方法について説明します。

 

チャート制作の経緯
キャラクターのデザインをどんなイメージにするか迷います。可愛い子がいいのか?先進的な子がいいのか? それと同様に声もどんなイメージにしたらいいのか迷いますよね。
そこでキャラクターに最適な声を簡単に選択できるツールを開発しようと言うことになりました。そして出来上がったのが【キャラクターボイス選択チャート】です。
このチャートを使うことで企画時間が短縮され、決定会議の場でもスムーズな意思決定が出来るようになりました。

 

最初の成果

キャラクターのデザインによって、適した音は違ってきます。そこでまず、キャラクターによる選択肢を作りました。人間〜AI agent までの分岐の種類は、一般的にスマホなどで使われているアシスタントキャラクターの種類を参考に制作しました。
その後、キャラクターごとに可能性のある音声の選択肢を作りました。人間やVtuberなど、声優さんに声を当ててもらう場合は、キャラクターの人格にあった声優選びが重要になります。

 

実際に使って見てわかった、次の課題
このチャートの使い方ですが、キャラクターのデザインが何かに合わせて、真ん中(キャラクターカテゴリ)の選択肢を選びます。そこから分岐して最適な声や音が何になるかが判明します。
実際に使用してみると、最後の分岐の判断基準が曖昧なため、使いにくいことが判明しました。

また、キャラクターカテゴリももう一段階分類を増やした方がいいのでは?となりました。
ロボットを例に考えると、クラシックなタイプからアンドロイドのような人間に近いタイプがあり、それぞれのイメージに合う音は違うのではないかという意見が出ました。

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