HMIサウンドデザイン手法を公開します!「サウンド制作をスムーズにする依頼書」

はじめに
この記事では、HMIでサウンドを制作する際の、サウンドデザイナーに渡す依頼書の内容について説明します。

 

今までの課題
サウンドを作る際、サウンドデザイナーにどう指示をしたら上手く作ってもらえるか悩みますよね。そこで、簡単に依頼できるツールを開発しようと言うことになりました。そして出来上がったのが【サウンド依頼書】です。
この依頼書を使うことで、ディレクターとサウンドデザイナーのやりとりが減少され、スムーズに制作ができるようになりました。

 

今回の成果

サウンド依頼書

概要
作って欲しい音がいつ使われる音か、どんな形式で欲しいか

コンセプト
何を伝えたいのか

注意喚起レベル
1(最小)から5(最大)のレベル

音の長さ
秒数で指定

サンプル音
すでにイメージする音に近いものがある場合

その他サンプル
映画、言葉、音楽等、イメージに会うものなんでも、もしあれば

周波数
指定がある場合はHzで指示

再生環境
同時になる可能性のある音や、スピーカー特性

これらの項目を埋めることで、サウンドデザイナーに作って欲しい音の基本的な情報が全て伝わります。

 

実際に使ってみた
今回は、パドルシフトの上げ下げの音を作る例を見てみます。

サウンド依頼書

概要
スポーツモード中のパドルシフトの上げ下げ時に鳴らす音。最終的にアップダウンの二バターンをmp3で欲しい。

コンセプト
何を伝えたいのか
パドルシフトをアップしたのかダウンしたのかが伝わる音。スポーツモードの爽快感が感じられる音。

注意喚起レベル
レベル1

音の長さ
1.0秒

サンプル音
XXX.mp3

その他サンプル
言葉:アップダウン/スポーツモード/爽快感/操作感

周波数
XXX Hz

 

 

使って見た結果

実際に使ってみると、以前よりやりとりの回数が軽減できるだけでなく、記入していく上でコンセプトが整理されるため判断基準がはっきりし、理想的な音がスムーズに制作できるようになりました。
今後は使っているうちに改善点が見えてくるかも知れません、その時は改訂バージョンを作成し、より精度が高く使いやすいものになっていくと思います。
また使用される会社さんによっては要件が異なると思います。そのような場合はこれをベースにカスタマイズしてください。

PERCHでは制作はもちろん、このような業務改善に繋がるツール開発のご依頼もお待ちしておりますので、お気軽にご相談ください。困りごと、要望などをお聞かせいただければ担当ディレクターが対応致します。
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今回のサウンド依頼書はいかがでしたでしょうか?
今後も私たちの取組をお届けしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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