HMIのデザインプロセス

始めに

HMIのデザインが複雑化している。それは高機能化と多機能化が進んだことで膨大な検討が必要になったからだ。どのようなプロセスでHMIをデザインをすれば良いのであろうか。またどのような専門技術を持った人間がプロジェクトに携わる必要があるのであろうか。

 

4つのプロセス

大きく分けて4つのプロセスを経てHMIはデザインされる。リサーチ、デファイン、デザイン、テストである。

リサーチ

まずは対象となる製品がどのように使われているか調査を行う。競合の製品についても調査を行い、現状の問題を把握する。デザインリサーチャーが主に担当するが、UIUXデザイナーが初期から参加することもある。またプロジェクトに関連が高いと思われる参考文献を探す。

 

デファイン

調査から分かった情報を分析してデファイン(定義づけ)を行う。このときに今後のデザインのコンセプトを決めるための仮説を立案する。ここでは全てのメンバーでコンセプトを話し合う。ここでの仮説が納得できるものになっていないと、デザインの方向性を間違えた物をデザインしてしまう。

 

デザイン

実際にデザイン制作の作業を始める。ひとつ前の段階で決めたコンセプトに沿ったデザインに向けて主にUIデザイナーが作り上げていく。アートディレクター監修してブランドとして正しい表現であるか、またデザインのトレンドに照らし合わせて方向修正を随時行う。必要な情報を最適な形で伝えることができているかのデザインと検証をインフォメーショングラフィックデザイナーが担当する。より必要な情報がまた実際に技術的に実現可能かを検討するためにハードとソフトの知識を両方持った人材も必要である。

 

テスト

出来上がったデザインを想定されるユーザーに近い属性の参加者を集めてユーザーテストを実施する。このときに実際の使われる環境にできるだけ近い環境を可能限り再現する。テストはリサーチャーとUXデザイナーを中心として行われ、テストの中でユーザーがどのように振る舞うかを記録・分析する。テストの結果でデザインに修正が必要と分かった場合、もう一度デザインに戻って問題部分の修正をおこなう。

 

このようにHIMのデザインには多くの専門家が携わることで技術的、意匠的に優れたデザインが生まれる。一人で全ての専門知識を持つことは困難であるので複数の専門家が携わり、1つのHMIデザインが誕生するのである。

 

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