【vol.4】Information Flexible-layout手法でUI改善

はじめに
この連載では弊社独自の制作手法であるIFl(Information Flexible-layout)手法を、実際のデザイン制作を題材にしてご紹介しています。前回はこちら

 

今回の成果
前回のデザインをより迷いなく操作できるUIにするために、現状のデザインを弊社独自の制作手法であるBrain Step評価方法を使って評価し、問題点を見つけます。
Brain Step評価方法とは、脳の思考ステップを分解し、ユーザーの理解速度や理解度を明確に比較する評価方法です。
今回は前回のデザインとvo.2で制作した初期のデザイン案をBrain Step評価方法で評価してみます。

A案(vol.2で制作した初期のデザイン案)

 

B案(前回選んだデザイン)

 

評価
二つのデザインをBrain Step評価方法で比較するとB案がA案より二つのステップ(自分の席を操作するボタンはどれか探す)を省略できていることがわかります。
B案のほうが迷いが少なく、短時間で操作できるデザインであると評価できます。

 

新たに生まれた課題
Brain Step評価方法で評価すると、今回のデザインでユーザーは、ボタンの操作方法を考える→設定したい温度を考える→カーソルをスライドまたは直接数値をタップする→操作が行われたか確認する、という4ステップを踏んでシートヒーターを使うことがわかりました。
前半の3つのステップに関しては充分なわかりやすさを満たしていますが、最後の「操作が正しく行われたか確認する」という部分がまだ表現できていません。
BrainStep評価方法を使うことで新たな課題を見つけることができました。
次回はこの課題を改善するデザインの制作になります。

ここまでご覧頂きありがとうございました。次回も是非ご覧ください。

 

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