【vol.4】Information Flexible-layout手法でUI改善 2022.09.14HMI, デザイン はじめに この連載では弊社独自の制作手法であるIFl(Information Flexible-layout)手法を、実際のデザイン制作を題材にしてご紹介しています。前回はこちら 今回の成果 前回のデザインをより迷いなく操作できるUIにするために、現状のデザインを弊社独自の制作手法であるBrain Step評価方法を使って評価し、問題点を見つけます。 Brain Step評価方法とは、脳の思考ステップを分解し、ユーザーの理解速度や理解度を明確に比較する評価方法です。 今回は前回のデザインとvo.2で制作した初期のデザイン案をBrain Step評価方法で評価してみます。 A案(vol.2で制作した初期のデザイン案) B案(前回選んだデザイン) 評価 二つのデザインをBrain Step評価方法で比較するとB案がA案より二つのステップ(自分の席を操作するボタンはどれか探す)を省略できていることがわかります。 B案のほうが迷いが少なく、短時間で操作できるデザインであると評価できます。 新たに生まれた課題 Brain Step評価方法で評価すると、今回のデザインでユーザーは、ボタンの操作方法を考える→設定したい温度を考える→カーソルをスライドまたは直接数値をタップする→操作が行われたか確認する、という4ステップを踏んでシートヒーターを使うことがわかりました。 前半の3つのステップに関しては充分なわかりやすさを満たしていますが、最後の「操作が正しく行われたか確認する」という部分がまだ表現できていません。 BrainStep評価方法を使うことで新たな課題を見つけることができました。 次回はこの課題を改善するデザインの制作になります。ここまでご覧頂きありがとうございました。次回も是非ご覧ください。 ブログ更新/イベント情報 配信登録 HMI, デザイン IFL Information Flexible-layout手法 【vol.3】Information Flexible-la... 【vol.5】Information Flexible-la... 関連記事一覧 このブランドのHMIがすごい TOP3 2021年版【前... ユーザーがあなたのHMIを嫌いになる5つの理由 【vol.3】Information Flexible-... 【vol.2】Information Flexible-... HMIサウンドデザイン手法を公開します!「キャラクターV... HMIのデザイン開発を加速させるShotGridとは? ... 高まるHMIの重要性とその理由 HMIデザインにおけるカラーデザインを使ったブ... 音声操作UI普及への課題