Project No.3 Racing mode HMI設計/意匠デザイン

魅力的なHMIデザインで車を面白くしたい
クルマを自由に操って走る楽しみを増幅させるためのスポーツHMIの提案

 

 

プロジェクト概要

スポーツ走行をより楽しむための、サーキット走行専用モードを搭載したパフォーマンスカー向けHMIのデザインスタディです。

 

制作の狙い

HMIデザインにもユニークなキャラクターや尖った商品力をユーザーが求めています。自分の買ったクルマのHMIが魅力的なデザインだと感じ、愛着を持って使うことでユーザーのブランドへの忠誠度は高まります。
このスタディではサーキット走行をより楽しくするためのHMIデザインを行いました。パドルシフトを装備しているクルマでサーキット走行を手軽に楽しむためのHMIデザインのアイデアを複数搭載しています。

 

制作プロセス

バーチャルパドルシフト

車に備わっているパドルシフトを連想しやすいリアルなグラフィックを画面内に配置しました。また、メカニカルで高性能な車をパドルシフトを操作する楽しみを高める効果音を専用に開発しました。

 
 

グラフィカルタコメーター

エンジン回転数をグラフィカルに表示することでシフトチェンジのタイミングを感覚的に理解できるデザインにしました。理解が容易なことで機能を頻繁に使うようになり、より製品に対しての愛着が高まります。

 

スポーティアナログメーター

円形のメーターを中心に配置し、スポーツカーらしいメーターの意匠を目指しました。敢えてトラディショナルなアナログなメーターにすることで機械を操る楽しさを思い出させてくれる演出としました。

 
 

メカニカル・ギアディスプレー

ギアチェンジするたびに数字が派手に入れ替わるアニメーションを採用したことでキアチェンジの爽快感を増幅させます。

 
 

カラーでスポーツマインドを高揚させる

ドライバーのスポーツマインドを昂らせるエネルギッシュなカラーを画面内に使いました。ブルーからレッドに色がドラマティックに変化することでエキサイティングなドライビングをより盛り上げます。

 

周辺視野で理解できる計器

サーキット走行中はメーターの数値を読み取ることが困難なほどコースに集中しなくてはなりません。そこで周辺視野でも理解できる表示方法を採用しました。画面面積を最大限使用して大きな動きで見せ、色も変更することでドライバーに情報を伝えます。

 

ユーザーのニーズに合わせたアドバイス

本格的なスポーツ走行では上級者のアドバイスがスキルアップには必要ですが、スキル次第で必要な情報の種類は変わります。そこでドライバー自身が必要なアドナイスの種類を選べることでユーザーのニーズに合った機能が使えます。

 

文字情報による明確な表示

パドルシフトを操作するときにドライバーを迷わせないために、レバーのグラフィック上にギアの数字を明確に表記しました。迷わないことでより安心して頻繁にパドルシフトを使うことができます。