HMIデザインにおけるカラーデザインを使ったブランディング表現

ブランディングとしてのカラーデザイン

緑色のコーヒーショップと言われてスターバックス以外を想像することは難しい。これは色が企業や製品のブランディングに密接に結びついていることの例である。自動車でもフェラーリのレッド、ランボルギーニのイエロー等、ひと目見ただけでブランドを想起させるものもある。このようにカラーデザインは工業製品などの外見の色や素材で付加価値を加える以外に強力なブランディングの手法でもある。

 

HMIの中でのカラーデザイン

HMIにおいてもカラーデザインによるブランディングが重要視されている。それの分かりやすい例としてメルセデスAMGのカラーデザインがある。メーターのグラフィックに使用するテーマカラーとしてメルセデスAMGではイエローを使用している。彼らはボディやインテリアへのアクセントとしてのイエローを使用しているが、メーターを含めたHMIの中にも同じように同じようにイエローを使用しているのである。エクステリアの車体色以外では広い面積ではなくあくまでも差し色としてアクセントとして使用することで、イエローという強い有彩色でも見た目のくどさを感じさせない。これが彼らのエネルギッシュなスポーツマインドを表現するブランディングとしてうまく機能している。

AMG A45 from Web Car Graphics
参照:webCG 「AMGは裏切らない」
https://www.webcg.net/articles/gallery/42086#image-13

 

HMIのカラーデザイン

このAMGの例を見ると、HMIのカラーデザインはメーター単独でされたものではなく、初期の段階からブランドとしてのコンセプトに沿って他のHMI以外のデザインと並行して進められたことがわかる。今後のHMIはカラーデザインが企業にもユーザにもより重要視され、ブランドや個性を意識したHMIデザインが市場に登場することであろう。

 

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